週一のブログ更新は毎回どんなお話をすれば面白いか悩むところです。
彫金士のHさんにインタビューしました!
ジュエリーを作るというのは他の技術と同じように長い間練習しなければならないものです。
DAMIの職人さんと話をしていくうちにわかったことがありました。
Y「どうやってこの職人になろうと思ったんですか?」
職人H「この仕事につく前色んな仕事をしていました。知人が貴金属関連の仕事をしていて工場に遊びに行って一目でこれだと思いました」
Y「確信したってことですか?」
職人H「そうです。それからは下積みから入って歳上の職人さんのやっているところを目で盗んでご飯の時以外は座って練習していましたね。若かったのもありましたから一日数時間も寝ていませんでした。」
Y「数時間は凄いですね。技術は教えてもらったってことでしょうか?」
職人H「それは違いますね(笑)どの職人の世界も同じだと思いますが、いちいち教えてはくれません。自分の目で盗んで実践を繰り返す方法しかありませんでした。優しい世界ではありませんね・・・。」
Y「Hさんの下積み時代はどんなことをしていましたか?」
職人H「ジュエリーを作る一通りのことはできます。勿論、専門分野は彫りです。彫金に魅了されてこの世界に入ったので」
職人Hさんが持っている工具達は、どれも30年は経っているものでした。
写真のタガネを2番目の写真のダイヤ板に当てて自分でカスタマイズして作っているとのことです。
時代の話や、この世界に入った経緯を聞くのは中々楽しいものでした。
今では彫りの仕事は昔に比べてガクンと下がってしまったみたいですが、幸いにもDAMIでは堀留めの仕事をたくさんいただいています。
取引先の方に堀留めをお褒めいただいた時は、私達一同も嬉しい限りです。
職人さん達がやりがちを持てるそんな職場づくりを作っていきたいと思います。
裏方で見えない力持ちは職人さん達ですから。
筆:デザイナーY